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健康コラム

女優
原田美枝子さん

Mieko Harada

はらだ みえこ/ 東京都出身。1974年に映画「恋は緑の風の中」で主演デビュー。以後、多くの映画・ドラマ・舞台で活躍する。 映画「愛を乞うひと」(1998年)では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞。 近年の主な出演作品に、フジテレビドラマ「僕のいた時間」、NHK特集ドラマ「生きたいたすけたい」、映画「ふがいない僕は空を見た」(2012年)、「奇跡のリンゴ」(2013年)など。

5月24日(土)から公開される映画『ぼくたちの家族』。海外でも高い評価を受ける石井裕也さんを監督に迎え、妻夫木聡さん、長塚京三さんなど豪華キャストがそろった話題作です。 今回はこの映画にご出演される原田美枝子さんに、作品の見どころや共演者の方々についてお伺いしました。

―映画『ぼくたちの家族』で原田さんが演じる役柄とストーリーを教えてください。

 タイトルの通り、ある家族の物語で、私が演じるのは母親の玲子です。2人の息子はどちらも実家を出て夫と2人暮らし、どこにでもいる平凡な主婦という設定です。 でも、玲子はだんだん「もの忘れ」がひどくなり、病院で検査を受けると「脳腫瘍」と診断され、余命1週間の宣告を受けてしまう…。
 母親の病気や家族の借金などの問題がいろいろと出てくる中で、父親と2人の息子が協力して母親を救おうと奮闘するというお話です。

―難しい役柄だと思いますが、演じる際に気遣ったことはありますか?

 脳腫瘍を患い、記憶も曖昧になるという役柄でしたからね…。 そういう演技はやりすぎると、観ている方がストーリーや映画に入り込めなくなるんじゃないかと思ったので、やりすぎずにリアルに見えるように心がけて演じました。 玲子は、天真爛漫でかわいらしい性格なので、その雰囲気を壊さないということにも気をつけて演じましたね。

―2人の息子や父親のキャラクターがおもしろかったです。

 そうですね(笑)。長男はしっかり者で真面目すぎる性格、対照的に次男は飄々としていて、つかみどころが無いんですよね。
 長男を演じた妻夫木さんは、普段は明るい方なんですが、撮影現場に入ると真剣そのもので、しっかりと考えて芝居に取り組む方ですね。 そういう部分が、しっかり者の長男という役柄と重なりました。次男役の池松(壮亮)さんは自然に役柄をつかんでいる感じで、次男らしいかわいらしさが出ていたと思います。 普段からそうなのか、役柄に入りきっているのか判断がつかなかったくらいです(笑)。
 長塚さんは独特のユーモアがありますよね。頼りなくて「何だよー、このお父さん」って思うんですけど、憎めない(笑)。 映画の中で、息子と3人でジョギングをしているシーンが私のお気に入りです。長塚さんがぴちぴちのジャージを着て必死に走っている姿がおかしくて、何度観ても笑ってしまうんです。

―監督は今注目の石井裕也さんですが、石井さんにはどのような印象を持たれましたか?

 あまり細かな演出はありませんでしたが、きちんとひとりひとりを見ている方で、年齢はお若いですけど、ベテランの監督さんのような雰囲気を持っていらっしゃいますね。 懐が深いっていうんですかね。スタッフからも慕われているのが伝わってきました。
 撮影は淡々と進んでいった感じですけど、楽しかったですね。 作品には母親の病気や、借金の問題といった重い内容も出てきますが、暗くなりすぎずユーモアも交えて進んでいくのは、監督のカラーや現場の雰囲気が作品に反映されているからだと思いますよ。

―この作品の見どころは?

 それぞれの俳優の演技に注目してほしいですね。ひとりでもキャストが違ったら、こういう作品はできなかったと思います。一番いいメンバーで撮影ができました。
 あとは、自分の人生とか、自分の家族と照らし合わせて観てくださればいいなと思います。 映画を観終わった後に、「お母さんに電話してみようかな」とか「お父さんにしばらく会っていないけど元気かな」って、家族のことを思い出していただければうれしいですね。

―原田さんの元気の秘訣を教えてください。

 もともと体は丈夫な方なんですよ。それは親に感謝ですね。この職業はタフじゃないと続けられないですから(笑)。
 7、8年前から始めた乗馬も、私の元気の秘訣ですね。体幹が鍛えられるので、いい運動になります。見た目は優雅ですけど、実際にやってみると結構ハードなんですよ。 今は、週に1~2回ほど乗馬教室に通っているんですけど、それが習慣になってからは風邪もひかなくなった気がしますね。

―デビューされてから今まで、精力的に活動し続けている原動力は何ですか?

 私たちの仕事って、何十年経験を積んだとしても、毎回違うんですよね。演じる役も、ストーリーも、監督も違うし、もちろん共演者も違う。だから、新鮮なんですよ。 毎回が新しいチャレンジだから、続けられているんだと思います。

5月24日(土)より、新宿ピカデリー他全国ロードショー
映画『ぼくたちの家族』
出演:妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三ほか
監督・脚本:石井裕也(「舟を編む」)
原作:早見和真「ぼくたちの家族」(幻冬舎文庫)

公式サイト bokutachi-kazoku.com
配給:ファントム・フィルム ©2013「ぼくたちの家族」製作委員会