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健康コラム

俳優
佐野史郎さん

Shiro Sano

さの しろう/ 1955年3月4日生まれ。島根県出身。1975年、劇団「シェイクスピアシアター」に創設メンバーとして参加。 1980年、唐十郎主宰の「状況劇場」に移り、1984年まで在籍。1986年に林海象監督の『夢みるように眠りたい』で映画に初主演。 1992年、テレビドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)の桂田冬彦を演じたことで広く知られるようになり、 「冬彦さん」と言えばマザコン男性を意味するようになるほどのブームを生んだ。 正統派の演技からコミカルな演技までこなし、TVドラマや映画などで幅広く活躍。小泉八雲を敬愛し、朗読や講演で全国に紹介している。

映画やドラマでおなじみの俳優、佐野史郎さん。多彩な演技で私たちを楽しませてくれるだけでなく、ラジオ番組の司会や朗読劇など幅広く活動されています。忙しい日々を送る佐野さんに、好きな音楽の話やストレス対策術について聞かせていただきました。

―連続ドラマ「ダンダリン 労働基準監督官」(日本テレビ系)にご出演中ですが、役柄や現場の雰囲気などについて教えてください。

 労働基準監督署が舞台の話で、ぼくが演じているのは事なかれ主義の署長。コメディ仕立てですが、法令遵守、人権、命・・・と根底にあるテーマは深くて、考えさせられますね。 法は守らなきゃいけないけど、現場の言い分にも一理あったりして、どっちが正しいって言い切れない。わかりやすい勧善懲悪の構図じゃないんです。そこがおもしろいと思います。
 難しいのは、法律とか契約とか、言葉だけで身体のないものに説得力を出すこと。 でも、主演の竹内結子さんとは映画『はやぶさ』などの共演で気心が知れているし、みんなで分かりあうまで話し合って作っています。 信頼できる俳優さんやスタッフのみなさんが揃っているので、現場の雰囲気はすごくいいですね。

―バンド活動もされていますが、音楽好きはいつ頃からなんでしょうか?

 高校の頃からですね。日頃からジャンルを問わずよく聴きますが、なかでも映画音楽が好きです。 なんていうのかな…ロックとかポップスは音楽の世界に日常を引っ張り込むように感じることがあるけど、映画音楽はそれぞれの風景や状況に合わせてつくられているから、 日常と切り離されていなくて、現実が映画のように感じられるし、またそのことで現実がよりリアルに感じられるんです。

―司会を務めるラジオ番組「Radio SCOPE」(TBSラジオ954)は、豪華ゲストが魅力的ですよね。

 そうなんですよ。みなさんその道のエキスパート。ご著書を読ませていただいて、事前にゲストの方のものの見方、考え方の参考にさせていただいています。 どうしても付け焼き刃になってしまって申し訳ないんですけど…
 公開収録なので、脚本のない二人芝居という感覚がありますね。もちろん大まかな流れは決まっていますけど、やっぱり自分が興味ないことは聞いても説得力がない(笑)。 といっても、聞いてみたら意外とおもしろい答えが返ってくることもあるので、そこは柔軟に・・・。その辺は若い頃とは違ってきましたね。
 BGMもすべて選曲させてもらっています。ゲストのイメージで100曲くらい候補を出しておいて、収録後に「あの話題にはこの曲だな」というように決めていきます。

―ライフワークにされている小泉八雲の朗読劇について教えてください。

 なんだかんだいって10年近く続けていますね。山本恭司のギターと僕の声。ようやく自分たちの世界が作り上げられつつあるかな、というところです。
 台本を書くことは、俳優としての勉強にもなっています。他者が書いた脚本の読み方が変わってきますから。 翻訳とはいえ小泉八雲の文章を写筆する作業でもあるわけですが、それだけでもだんだんわかってくるんですよ。句点を打つタイミングとか。 ギターなんかで好きなミュージシャンのフレーズをコピーするのと同じ感覚です。

―俳優業を精力的にされつつ、さまざまな活動、忙しいですね。

 めちゃくちゃ忙しいですね(笑)。でも、毎日充実してます。大変ですけど、仕事のときは没頭してますから。
 それに、自分ではあれをやったりこれをやったり違うことをしている感覚ではないんですよ。 うまく説明できないですけど、音の選び方も、セリフの言いまわしも、句点の打ち方も、僕の中では一緒なんです。道具が違うだけで、表現という意味では同じ気がします。 強いて言えば、全部役柄を演じているということかもしれません。

―多忙な中で、健康を保つために心がけていることはありますか?

 特にこれっていうのはないですけど、かみさんのつくる料理が相当ヘルシーでおいしいんですよ。野菜中心の和食で、肉はほとんどないですね。 娘が小学生だった頃、学校にお弁当を持って行ったら「おかずがない!」って言われたらしいです(笑)。 ハンバーグとか唐揚げみたいなものが入っていないから。それくらい野菜や魚が中心ですね。
 生姜糖を湯に溶かして飲むのも好きですよ。あとはよく寝ることですかね。それに、風呂に入って好きな本を読むと、リラックスできますね。

―最後に読者へメッセージをお願いします。

 健康のためには、ストレスをためないことが大事だと思います。そのために、ぼくはどんなこともすぐには拒絶しないように心がけています。 壁をつくるとその分余計なエネルギーも使うし、腹も立つ。日常の家事であれ、職業であれ、思うことは仕事を通して伝える。 否定するとそこから摩擦が生まれて必ずストレスになるので。嫌なことも、受け入れるというか、受け流すというか(笑)。それがコツかもしれませんね。

朗読と音楽のコラボレーション
小泉八雲の世界
Vol.7 秘密

~ 私たちはどこから来て、どこに行くのか~

佐野史郎の朗読と山本恭司のギターが、幻想的な小泉八雲の世界をつくりあげる。


■日時:2014年1月18日(土) 開演:16:00~
■会場:ヤマハ銀座スタジオ
 (東京都中央区銀座7-9-14)
■出演:佐野史郎(構成・朗読)/山本恭司(音楽)
■料金:4,000円(全席自由)
■予約:0570-02-9999(チケットぴあ)