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思い入れのある作品はいっぱいありますが、25~7歳の時に主役をやらせてもらったドラマ『あかんたれ』ですね。当初87回ぐらいの予定でスタートしたのですが、視聴率がとても良かったので、結局365回も続いたんです。昼ドラマとしての視聴率記録は今も破られていないんじゃないかな。よく再放送をやっているから、地方に行くといまだに『あかんたれ』のイメージが強いんですよ。みんな「変わってない~」って言ってくれますけどね(笑)。
若いころは、どこか悲しみを背負った役を演じることが多かったです。バラエティーに出るようになってからは、「面白い」ってイメージが定着したのか、依頼される役にも幅が出てきました。役者としていろんな自分を魅せられるのは良いことだと思います。40年近く役者をやらせてもらっていますけど、「こういう志垣もいるんだな」って皆さんの記憶に残こるものが1個でもあれば嬉しいなって思いますね。
「噂の東京マガジン」では、「一丁目一番地」というコーナーをやらしてもらいました。アポなし取材は今でこそ当たり前になっていますが、「一丁目一番地」がスタートした当時はまだそんな言葉すらなく、スタッフと一緒に手さぐりで取材を行って、コーナーを形にしていった思い出があります。有名な店に入るのはNGで、街の歴史や日常が見えてくるという眼目でやっていました。お陰さまで、「噂の現場」「やってTRY!」に次ぐ、長寿コーナーとして8年間もやらせていただきました。
33歳で結婚してからは女房がすべてを管理してくれていますが、この歳になって改めて食生活は大事だなって思います。わが家では野菜を食べるということがテーマみたいになっていますから、野菜だけでもいつも6品は並ぶんですよ。主に緑黄色野菜が多いですね。グリーンアスパラとかブロッコリーとか。健康を考えて野菜をそれだけ並べてもらえるのは、本当にありがたいですよ。
筋肉トレーニングやストレッチはやっていますね。腕立て伏せや腹筋、くっしんなど基本的なことを毎日ある程度の回数こなしています。一番大事なことは、ちょっとした時に階段を使うとか、空き時間に背筋を伸ばしてみるとか、そういった毎日の積み重ねが大切だと思うんです。あとは反射神経を鍛えることですね。例えば、箸を使って何かを食べようとした時に、掴んでいたものがフッ落ちたとするじゃないですか。その落ちていく瞬間を横目に見ながら左手でシュッと掴んだ瞬間、「まだ大丈夫だな」みたいなね(笑)。そう言ったこだわりが強いんです。日々自分の反応速度が衰えないように意識して、精神力、機敏力を養っています。目の前で誰かが倒れそうな時でも一歩も反応しない人がよくいますが、その時にたとえ間に合わなかったとしても、1歩でも前に出れるようにしたいですよね。
気持ちが健康であることです。ご年配の方で「もう私は歳だからダメなのよ~」って言ってる人は、皆さん必ずと言っていいほど元気ですよ。僕はそういった方こそいつまでも健康でいられるんだ思います。なぜかというと、気持ちが自分の本当の年齢よりも10か20歳若いからです。「昔だったらこれぐらいじゃコケなかった」と思う人は、いつまでも自分の身体が40歳のころを頭の中で描いていて、実際の身体は60歳なんで転ぶのは当然なんです。気持ちが若い・健康ということはとても大切なことですよね。身体が健康でも、気持ちが不健康だったらまったく意味がないですから。心が健康であること。そうあれば例え病気でも、楽しい人生が送れると思います。
僕の場合は、好きな人の幸せそうな顔を見ることですね。女房子供もそうですが、好きな人が幸せそうにしている姿を見ると、その3倍幸せになれるんです。昔から自分一人だけだとあんまり楽しめないんですよ。周りに人がいないとダメなんです。誰かが幸せそうな顔をするのを見るのが僕にとっての一番の健康法なんですね。そのためなら何でも頑張れるんです。
もうすぐ60歳を迎えるわけですから、還暦以降の自分のライフワークを見つめて真剣に考えたいなと思っています。後半最後締めくくりの人生、お陰さまで両親とも長寿でいてくれるんで、僕も長寿になってまだまだ新しいものを見つけていきたいなと思います。
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